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国際交流員の日常

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美郷で活躍する国際交流員の日常を発信します。
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#インドネシア

国と文化をつなぐ架け橋に#インドネシア国際交流員

島根県美郷町にて国際交流員として活動するアネタさん。 私よりも日本語が上手なアネタさんにプライベートから、仕事との向き合い方までお聞きしました。 今は2年目です。2021年の12月からなのでもうすぐ3年目に入ります。 日本にはもともと興味があったんですか? 兄がアニメ好きなんですけど、兄の影響で。日本語がかっこいいなって思いました。 日本語を話せるインドネシア人ってあんまりいないから、英語はもう普通なので、ちょっと他の人と別のことをやってみたいなって思って。 ブリーチと

バリ島で1000年以上の歴史を持つ伝統影絵芝居を美郷町で!

Wayang Kulit(発音:ワヤン・クリッ)を見たことありますか? Wayang Kulit(発音:ワヤン・クリッ)は見たことありますか?簡単に言うと、影絵芝居です。日本の文楽と同様に人形を使いますが、Kulit(意味:皮)という名前が付くので、牛、または水牛の皮から作った人形です。 1000年以上前の芝居 ワヤン・クリッはインドネシア全国の伝統的なものですが、公演は主にジャワ島とバリ島で行われます。2009年にユネスコの無形文化遺産として正式に登録されました。どれ

バリ島料理作ったことありますか!?

12月に入ってだんだん寒くなってきましたね。今年の冬は私にとって4回目の冬です。寒さにはまだ慣れていなくて、「寒い、寒い」と言いながら毎日役場へ行き来しますが、雪は何度見ても飽きなくて、綺麗に空から降っているな~と思います。この間、外で雪に見とれている私に対してアメリカ人の友達が「見とれている場合じゃない。寒くないの?早く車の中に入って!」と怒られました。(苦笑) さて、美郷町はバリ島マス村と友好協定を結んでいることは既に知っているかと思いますが、美郷町が発信するバリ文化振

美郷町での弟妹達 #3 国際交流員の日常 

 美郷町はバリ島マス村と友好協定を結んでいて、30年間も交流し続けています。その交流を通じて、2022年ちょうど七夕の日に4名の技能実習生がバリ島から来町しました。続いて、同年の11月にまた一人増えましたので、現状では3名の女性は福祉関係のところ、2名の男性は農業関係のところで働いています。美郷町の記事で何回も彼らの顔を見たことがあるかと思いますが、フル・メンバー・ショットはこちらです。 彼らが来町してから「Kak」と呼ばれるのが日常になりました。  そして、彼らをサポー

国際交流員の日常 #2 私のプレゼンのコツ

 私の仕事の内容を説明する時に「インドネシア、特にバリ島の文化のご紹介」と書きましたが、今まで何回もやってきたのはプレゼンです。初めてこういう仕事を任された時は不安ばかりでした。なぜかというと、日本語はある程度話せるとしても、日本で数名の日本の方の前で日本語でちゃんと説明できるだろうか。しかも、自分の国の説明ももちろんやったことはありませんでした。しかし、慣れていくと、自分の国の話を延々と話したくなってしまいます。実際プレゼンのスライドが60まで作ったことがあります。60まで

国際交流員の日常 #1 CIRとは?

 「国際交流員」と言ってもピンとこない方がいるかと思いますので、まずはそこから簡単にご説明します。私の場合ですが、「語学指導等を行う外国青年招致事業」、通称「JETプログラム」で国際交流員としてインドネシアから来日しました。そして、国際交流員、通称「CIR」は主に地方公共団体の国際交流担当部局等に配属され、国際交流活動に従事する人ですが、任用団体によって配属部署や仕事の内容が異なります。私の任用団体は島根県美郷町で仕事内容は通訳・翻訳は言うまでもなく、美郷町はバリ島マス村と友