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🐗美郷バレー構想

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美郷バレー構想による取り組みを発信しています! https://www.town.misato.shimane.jp/yamakujira/
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#鳥獣害対策

熱烈歓迎!日本農村原風景考察団光臨

8月9日(金)、1台の大型観光バスが美郷町役場前に到着しました。出迎えたのは濁酒蔵元邑川 田邊裕彦さん。台湾から3泊4日の視察団「日本農村原風景考察団」の代表 荘銘城さんと田邊さんとは約30年前の学生時代、共に同じ麻布大学研究室で勉学に励まれた学友。今も旧知の仲。台湾の畜産行政の礎を築いた荘さん。田邊さんの邑川 どぶろくを今春、台湾の百貨店(台中市)に輸出されるなど、麻布大学とどぶろくが紡いだ視察旅行なのです。 一行は荘さんのネットワークで台湾全土から集まった農業分野の元官僚

サル対策の最大の武器

8月6日(火)、吾郷公民館(美郷町簗瀬)で吾郷公民館と吾郷地域連合自治会主催の『野生動物対策講習会』が開催されました。参加者は関係者含め18名。女性も多く、非農家の方も。 講師は“雅ねぇ”こと、獣害研究家 井上雅央(いのうえ まさてる)先生と美郷バレー課。 雅ねぇは、山のサルと里のサルの出産のサイクルや生存率の話からサルの増えた理由を説明。参加者に「みなさん、サルにはいくつ餌があると思いますか?」の問いかけに「〇〇ちゃん、もう20年間、何度も同じこと言ってるけどいくつだっけ

美郷バレー・きゃらバンin比之宮地域

7月25日(木) 10時00分、比之宮公民館(美郷町宮内)で美郷バレー・きゃらバン(次の物語の主人公はあなた、あなたの番です)の一環で美郷町主催、比之宮公民館共催で「獣害対策研修会」を開催しました。 事前の開催告知では「転ばぬ先の杖・・・クマ対策」と美郷町と美郷バレー協定企業で開発した“楽ちん”省力化に主眼を置いた電気柵接続支持具の紹介の2本柱の研修予定でしたが、先週からこれまで出没したことのないサルによる農作物の被害があったため、当日の研修会では急遽サル対策もお話することに

円山(まるやま)のサル退治

7月21日(日)6時前、朝もやがたちこめる美郷町乙原。集落内に細長く横たわる円山(まるやま・標高約73m)。その麓に鬼退治ならぬ、サル退治のため農業者・非農業者の8人の有志が集結。 これまで集落内でもサルの出没や被害がなかったエリアに今シーズン、専業農家のトウモロコシ畑のサルの食害から周りの田畑にも影響が生じたことをきっかけに前日夕方にサル退治決行を決定。雅ねぇ(=獣害研究家)もメンバーとして参戦! サル退治の前にやるべきこと、それは前日の夕方にトウモロコシ畑の所有者にサル

バレー協定 丹波篠山市・さともん交流

6月25日(火)、美郷バレー協定自治体及び団体の丹波篠山市さん、NPO法人里地里山問題研究所、通称“さともん”の代表理事 鈴木克哉さんの6名が2日間の視察交流で遠路、来町されました。 美郷町役場に到着後、すぐに嘉戸隆町長が出迎えて歓迎され、協定自治体等とあって終始和やかな歓談になりました。第18回自治体国際交流(総務大臣賞)表彰では全国3つの自治体等が総務大臣賞を受賞する枠で、何とバリ島マス村(インドネシア共和国)との交流の美郷町とオーストリア・ウィーン13区との交流のある丹

都賀行公民館主催 獣害対策研修会

6月22日(土)、美郷町都賀行の都賀行公民館で、同公民館主催の獣害対策研修会が開催されました。 この日はあいにくのぐずついた雨模様。気象庁が中国地方の梅雨入りを発表した日の開催になりました。 会場には主に都賀行地区の住民20名が参加。 講師は麻布大学フィールドワークセンター長・おおち山くじら研究所長 江口祐輔先生がクマやサル対策について講演、その後、美郷バレー課から、先月、美郷バレー協定企業の(株)テザックと共同開発した電柵線をつなぐ接続部材を紹介しました。 江口先生の講演

“楽ちん”獣害対策製品の誕生

5月22日(水)、美郷町乙原の吾郷地域なでしこ会(旧吾郷地域婦人会)の管理運営の青空サロン畑において、美郷バレー協定企業・(株)テザック(本社・大阪市)と美郷町で共同開発したワイヤメッシュと電気柵線をつなぐ接続部材の開発発表を行いました。 梅雨入りを前に会場の青空サロン畑は4月13日に吾郷地域なでしこ会で植付けしたジャガイモの淡い紫の花や柑橘系果樹の白い花が咲いて1年で一番華やかな環境で、開発後の流通販売を担う美郷バレー協定企業の鳥獣害対策製造機器メーカー・タイガー(株)やJ

梅の開花、千客万来

2月19日(月)、広島県庄原市から庄原市地域農業集団連絡協議会、JAひろしま庄原地域本部、庄原市役所(農業振興課)の12名のみなさんが美郷バレーの取り組みで1日かけて研修しました。 この日は生憎の雨模様でしたが、午前中は役場美郷バレー課との意見交換会、昼食は「みさと猪鹿鳥定食」。 「美味しかった」、「美郷ならではの味」という感想で、「1食の定価が2,000円でもおかしくないくらいの豪華さ」という声も。美郷もみじは、美郷町の新たな視察の目玉に育とうとしています。 昼食後、バス

ピンチをチャンスに!…シカ第3弾 協定

2月7日(水)、美郷町役場において、邑智郡森林組合(植田 淳・代表理事組合長)とタイガー株式会社(尾田 英登・代表取締役社長)、美郷町(嘉戸 隆・町長)の3者でシカ対策などをはじめとする林業振興を通じた地域振興の包括的連携に関する『美郷バレー協定』の締結式が行われました。 この協定は、広島県からシカの生息域拡大によって、シカの被害が想定されることから、シカ対策の体制構築に向けた機能の強化を図り、対策にとどまるだけでなく、林業の担い手不足に対する労働力環境の省力化・改善などの

高校1年生、美郷バレー満喫

11月22日、島根中央高校1年3組25名の生徒さんが「ふるさと学」の取り組みで、美郷バレーによる町づくりを学びました。 メインはシカやイノシシの資源活用から地域づくりにつなげていく行程を1日かけて体験。表紙は、昼食時にお弁当と一緒に町内飲食店で調理しタイガー(株)さんが提供したシカ肉の竜田揚げを食べている様子の写真です。これまでの視察・研修に新たな体験メニューが初登場しました。 美郷町内はまだシカの生息数が少ないですが将来の増加を見込んで先を見越した取り組みをしています。町

クマとカキ

クマがカキの木に登ったときのクマの爪痕です。 3年間、収穫されなかったカキの木を集落にクマを誘引するので持ち主さんと近所の人で伐採しました。 美郷バレー課や島根県も指導や検証も含めて参加。 この時期のクマの集落への出没をなくすのは誘引物となるカキの管理が一番の被害対策(人身)です。 美郷バレー構想のNOTE「雅ねぇとカキ」で紹介しました10月30日の都賀行公民館の研修。 “雅ねぇ”ことで井上雅央先生がが「カキを放置しておくとクマ(ツキノワグマ)を集落に誘引します!人身事故に

大田高校 麻布大学FWCで探求学習

11月8日(水)、島根県立大田高等学校1年生普通科88名のうち13 名の生徒が麻布大学フィールドワークセンターを訪れて「人と野生動物が共生できる研究」を学びました。講師は麻布大学生命環境科学部教授・同センター長の江口祐輔先生。 この授業は総合的な探求の時間「地域魅力発見学習」として地域の大人との出会いや体験活動を通じて豊かな人・もの・ことにふれる授業として実施されました。 最初にフィールドワークセンター講義室で講義を受けた後、現地の畑やイノシシの捕獲檻を見ながら江口先生の講義

くにびき学園西部校第32期・現地学習

11月7日(火)、くにびき学園西部校第32期生の学園生11名と職員2名が美郷町に現地学習で訪れました。学園生の皆さんは邑南町や大田市、江津市、浜田市、益田市など島根県西部から受講されています。 テーマは「身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり」くにびき学園西部校は島根県社会福祉協議会石見支所内に事務局があります。豊富な経験をもつシニア世代の人たちが幅広い知識や新しい仲間づくりを通して生きがいや地域活動の担い手として地域社会の発展につなげていくことを目的とした生涯学習の講

うまい!シカ肉“みさともみじ”登場

11月12日(日)、美郷町最大のイベント「産業祭みさとふるさとまつり」が邑智小学校校庭をメイン会場に開催されました。この日の天候はあいにくの雨模様。 産業祭の出展ブースの中で地味な美郷バレー出展ブースながらも大好評だった食べ物が町内で捕獲されたシカの竜田揚げ。新たな特産品に向けて町民のみなさんにはじめてのお披露目になりました。将来、シカ対策を見越してシカの利活用を考えている美郷町。その一環として美郷バレー協定企業・タイガー(株)の提供したシカ肉を町内飲食店「またたび」さんが