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🐗美郷バレー構想

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美郷バレー構想による取り組みを発信しています! https://www.town.misato.shimane.jp/yamakujira/
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記事一覧

邑南町スキップの会と山くじら横断幕

4月13日(土)、美郷町と同じ邑智郡3町の一つ邑南町で男女共同参画を進める「スキップの会」8名の皆さんが美郷バレーの視察に町内乙原集会所にこられました。 スキップの会は合併前の瑞穂町男女共同参画協議会の関係者が新町を機に協議会の活動を続けていこうという思いで会を設立されました。様々な立場(農業・非農業・役場OB・議員・・・)の方で構成され、地域愛の伝わる会のメンバーでした。 この日は、なでしこ会乙原支部長(旧婦人会)で青空クラフト代表の安田兼子さんほか3名のメンバー、草刈りを

雅ねぇとキジ

この季節、「ケン、ケン」とキジの第一声。アオバトの「ア~オー、ア~オーア~」、イカルの群れの「しひち、にじゅうし(七×七 24)」ののんきな声、ウグイスの声も加わって混声合唱で新緑芽吹く、山くじらの郷の朝がはじまります。 キジを多く見かけるのは、集落で耕作しない田畑が増えて草原化しているため、繁殖期を迎えたキジにとっては格好のすみか、餌場になっているからです。草刈りをして突然、キジが飛び立って驚いた人も少なくないはず。 4月13日(土)午前7時、草原化している田畑で草刈りをは

狩猟の魅力まるわかりフォーラム出展

先月3月20日(水)、北海道江別市 酪農学園大学を会場に環境省主催の『狩猟の魅力まるわかりフォーラム』が開催されました。 今回は北海道に会場を移して狩猟者の交流や若手育成など狩猟の魅力を伝えるイベントとなりました。 フォーラム運営事務局は、福井県敦賀市に本社を置く美郷バレー協定企業・(株)BO-GA(ボーガ)さん。 会場ではタイガー(株)さんが出展。 ここ北海道でも美郷バレー協定企業がコラボ・連携して注目を集めました。 (株)BO-GAから、タイガーさんの山くじら燻製の試食

青空クラフトの活動9000㎞離れたポーランドへ

4月2日、隠岐の島町商工観光課から1通のメールと写真が届きました。 隠岐の島町と平成28年(2016)に友好都市提携をされているポーランド・ヴィエルコポルスカ県・クロトシン市から3月27日付けでヴィエルコポルスカ県とクロトシン市、ジビエ加工会社のラス・カリシュ、そしてエビエルノ村婦人会、4者の「意向表明書」。 昨年5月に美郷町の訪問を通じて学んだイノシシの皮革工芸を4者で連携しながら実践していくという意向表明です。 1年前の視察(バレーHP「ポーランド・クロトシン市視察団1

雅ねぇとサクラ

3月26日(火)、天気は雨。 美郷町の中心地・粕渕(かすぶち)の入口、早見川が江の川と合流する県道沿いの桜の木。 道路沿いの桜の木で毎年一番早く咲く桜の木。 桜の開花のはじまる季節は農繁期のはじまる季節でもあります。 この桜の木から江の川を約6㎞下った吾郷公民館の一室では、竹田勇副公民館長が「獣害対策は繰り返し学習することが大切です。自分の畑は自分で守って、育てた野菜を自家消費していけるよう年度末ではありますが獣害対策研修会を開催します」と開会宣言。 講師は獣害研究家“雅ね

豚熱…ピンチをチャンス、そして魅力に!

3月に入り、獣害対策の捕獲活動がスタートしました。今や美郷町だけでなく、島根県ほぼ全域が豚熱感染確認地域になりつつあります。 今までの獣害対策を起点とした地域づくり、その過程で住民を巻き込む手段としての町が“おおち山くじら”と銘打って地域ブランドとして夏イノシシ(=山くじら)の利活用を行ってきました。 以前もNOTEの記事で豚熱感染区域に触れましたが、令和5年度この1年を振り返って豚熱感染区域で「やれん(困った)、やれん」で悲観し、足踏みするのではなく、前向きに従来の取組みが

ドローン、春空に舞う

2月26日(月)、美郷町役場隣接のみさと館で航空法などを学ぶドローン法令講習会を町主催で開催しました。目的は林業で「伐って」・「植えて」・「育てて」・「使う」循環型林業のサイクルで高性能林業機械が普及している昨今、「植えて」・「育てる」2つの工程においては苗木運搬など労働負担が改善されてない全国的な課題解決を図るものです。航空法におけるドローン(無人航空機)の定義から飛行に関する規制、登録など林業関係者や美郷バレー協定関係者など20名が受講しました。 2月27日(火)、朝8

梅の開花、千客万来

2月19日(月)、広島県庄原市から庄原市地域農業集団連絡協議会、JAひろしま庄原地域本部、庄原市役所(農業振興課)の12名のみなさんが美郷バレーの取り組みで1日かけて研修しました。 この日は生憎の雨模様でしたが、午前中は役場美郷バレー課との意見交換会、昼食は「みさと猪鹿鳥定食」。 「美味しかった」、「美郷ならではの味」という感想で、「1食の定価が2,000円でもおかしくないくらいの豪華さ」という声も。美郷もみじは、美郷町の新たな視察の目玉に育とうとしています。 昼食後、バス

ピンチをチャンスに!…シカ第3弾 協定

2月7日(水)、美郷町役場において、邑智郡森林組合(植田 淳・代表理事組合長)とタイガー株式会社(尾田 英登・代表取締役社長)、美郷町(嘉戸 隆・町長)の3者でシカ対策などをはじめとする林業振興を通じた地域振興の包括的連携に関する『美郷バレー協定』の締結式が行われました。 この協定は、広島県からシカの生息域拡大によって、シカの被害が想定されることから、シカ対策の体制構築に向けた機能の強化を図り、対策にとどまるだけでなく、林業の担い手不足に対する労働力環境の省力化・改善などの

クマ生態の正しい認識と対策を

1月29日(月)、美郷町役場隣の「みさと館」でクマ対策等の研修会を開催しました。 平日の午後ながら会場は40人あまりと満員。 学校関係者をはじめ、美郷町の隣接自治体の川本町や飯南町からの参加も。 クマの出没がなくなったこの時期になぜ開催? クマが出没する季節に「わーっ」とざわついて、出没が減り無関心になる前に、クマ生態の正しい認識と対策情報を提供しました。 クマに限らず、どの野生動物でも餌付けにならないよう、放任果樹の除去や柵を設置するなど年間を通じて自分たちでできること

次の一手!みさと猪鹿鳥定食 誕生

食用としてのシカ肉、その名も「美郷もみじ(ブランド名)」として、山くじら(イノシシ肉)と鶏肉、シカ肉を使った定食をお披露目しました。 企画したのは、美郷町とタイガー株式会社(美郷バレー企業)、和洋猪食処またたび(美郷バレー協力店)の3者。 会場は美郷町中心地、粕渕にある「またたび」さんの店内。 屋外は連日の積雪ですが、店内は嘉戸町長と同じ、シカのカチューシャを頭に着けて美郷バレー課職員が会場を盛り上げます(熱気ムンムン)。 この日はお店を休業しての新メニュー定食の発表と

新たな観光スポット

師走に入りました!今年は5月以降、新型コロナウイルス感染症が第5類感染症移行になって以降、美郷バレーの視察来訪者も新型コロナ流行前のように増えてきました。 12月1日、広島県神石高原町の地産地直売施設出荷連絡協議会の64名の会員のみなさんと同町役場産業課2名の職員が獣害対策で視察に来られました。今年度に入って神石高原町からの視察は3団体目になります。8月は同町油木町猟友会が来られるなど町内のいろいろな立場の方々が訪れられています。視察を受ける美郷町内関係者も親近感が湧いてきま

高校1年生、美郷バレー満喫

11月22日、島根中央高校1年3組25名の生徒さんが「ふるさと学」の取り組みで、美郷バレーによる町づくりを学びました。 メインはシカやイノシシの資源活用から地域づくりにつなげていく行程を1日かけて体験。表紙は、昼食時にお弁当と一緒に町内飲食店で調理しタイガー(株)さんが提供したシカ肉の竜田揚げを食べている様子の写真です。これまでの視察・研修に新たな体験メニューが初登場しました。 美郷町内はまだシカの生息数が少ないですが将来の増加を見込んで先を見越した取り組みをしています。町

クマとカキ

クマがカキの木に登ったときのクマの爪痕です。 3年間、収穫されなかったカキの木を集落にクマを誘引するので持ち主さんと近所の人で伐採しました。 美郷バレー課や島根県も指導や検証も含めて参加。 この時期のクマの集落への出没をなくすのは誘引物となるカキの管理が一番の被害対策(人身)です。 美郷バレー構想のNOTE「雅ねぇとカキ」で紹介しました10月30日の都賀行公民館の研修。 “雅ねぇ”ことで井上雅央先生がが「カキを放置しておくとクマ(ツキノワグマ)を集落に誘引します!人身事故に