見出し画像

バレー協定 丹波篠山市・さともん交流

6月25日(火)、美郷バレー協定自治体及び団体の丹波篠山市さん、NPO法人里地里山問題研究所、通称“さともん”の代表理事 鈴木克哉さんの6名が2日間の視察交流で遠路、来町されました。
美郷町役場に到着後、すぐに嘉戸隆町長が出迎えて歓迎され、協定自治体等とあって終始和やかな歓談になりました。第18回自治体国際交流(総務大臣賞)表彰では全国3つの自治体等が総務大臣賞を受賞する枠で、何とバリ島マス村(インドネシア共和国)との交流の美郷町とオーストリア・ウィーン13区との交流のある丹波篠山市・公益財団法人丹波の森協会が受賞するというご縁がありました。
(写真 嘉戸町長の隣が丹波篠山市 酒井隆明 市長)

丹波篠山市一行は、一昨年の山くじらフォーラム以降、今に至る獣がい対策から地域づくりにつなげていく取り組みを美郷バレー課と意見交換。丹波篠山市ではツキノワグマの出没は少ないものの、集落がサルの餌場にならないようカキのもぎ取りの推進、さらに収穫したカキをジャムやパウダーにするなどあの手この手で活用していることを報告されました。美郷バレー課からは豚熱の処理の方法やシカ対策の取り組みを報告。丹波篠山市さんは、お馴染みの山くじらラーメンや、今回はじめて猪鹿鳥定食を昼食に食べられ、「美味しい」と満足されていました。フォーラムから約2年間。新たな美郷町の動きを実感していただける2日間がはじまりました!
6月26日(水)、梅雨入りながら運よく日中の空模様は晴れ。
毎週水曜日に開かれる青空市場に丹波篠山市さんに加えて、前日から美郷町に視察で来町された鹿児島県庁職員2名、南さつま市職員1名の3名の職員も合流。吾郷地域なでしこ会のメンバーのもてなしで交流が深まりました。

この日の案内役は“雅ねぇ”こと獣害研究家の井上雅央先生と、美郷バレー協定企業のタイガー(株)社員のみなさん。青空サロン畑で、雅ねぇ節がさく裂!

青空クラフトで皮革製品の活動を見学したのち、はじめてタイガー(株)展示圃場で説明を受けたのち、ちょうど、イノシシが箱わなに捕獲された連絡が入ったため、丹波篠山市さんはタイガー(株)の社員の案内で、豚熱感染確認区域内でのイノシシ個体をPCR検査に出すための捕獲処理を見学されました。
丹波篠山市森づくり課の安井さんは豚熱感染確認区域内の処理が徹底していることに驚かれていました。

美郷バレー協定先の丹波篠山市さん、さともんの鈴木さんと、梅雨の蒸し暑さを忘れさせてくれる心温まる視察交流、美郷バレーの最新情報として記念すべき100話にふさわしい話題をお届けできたこと、丹波篠山市さんと美郷町のご縁を感じる2日間になりました。