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🐗美郷バレー構想

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美郷バレー構想による取り組みを発信しています! https://www.town.misato.shimane.jp/yamakujira/
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#まちづくり

クマとカキ

クマがカキの木に登ったときのクマの爪痕です。 3年間、収穫されなかったカキの木を集落にクマを誘引するので持ち主さんと近所の人で伐採しました。 美郷バレー課や島根県も指導や検証も含めて参加。 この時期のクマの集落への出没をなくすのは誘引物となるカキの管理が一番の被害対策(人身)です。 美郷バレー構想のNOTE「雅ねぇとカキ」で紹介しました10月30日の都賀行公民館の研修。 “雅ねぇ”ことで井上雅央先生がが「カキを放置しておくとクマ(ツキノワグマ)を集落に誘引します!人身事故に

大田高校 麻布大学FWCで探求学習

11月8日(水)、島根県立大田高等学校1年生普通科88名のうち13 名の生徒が麻布大学フィールドワークセンターを訪れて「人と野生動物が共生できる研究」を学びました。講師は麻布大学生命環境科学部教授・同センター長の江口祐輔先生。 この授業は総合的な探求の時間「地域魅力発見学習」として地域の大人との出会いや体験活動を通じて豊かな人・もの・ことにふれる授業として実施されました。 最初にフィールドワークセンター講義室で講義を受けた後、現地の畑やイノシシの捕獲檻を見ながら江口先生の講義

くにびき学園西部校第32期・現地学習

11月7日(火)、くにびき学園西部校第32期生の学園生11名と職員2名が美郷町に現地学習で訪れました。学園生の皆さんは邑南町や大田市、江津市、浜田市、益田市など島根県西部から受講されています。 テーマは「身の丈にあった住民活動と持続可能な地域づくり」くにびき学園西部校は島根県社会福祉協議会石見支所内に事務局があります。豊富な経験をもつシニア世代の人たちが幅広い知識や新しい仲間づくりを通して生きがいや地域活動の担い手として地域社会の発展につなげていくことを目的とした生涯学習の講

うまい!シカ肉“みさともみじ”登場

11月12日(日)、美郷町最大のイベント「産業祭みさとふるさとまつり」が邑智小学校校庭をメイン会場に開催されました。この日の天候はあいにくの雨模様。 産業祭の出展ブースの中で地味な美郷バレー出展ブースながらも大好評だった食べ物が町内で捕獲されたシカの竜田揚げ。新たな特産品に向けて町民のみなさんにはじめてのお披露目になりました。将来、シカ対策を見越してシカの利活用を考えている美郷町。その一環として美郷バレー協定企業・タイガー(株)の提供したシカ肉を町内飲食店「またたび」さんが

雅ねぇとクマ

10月30日(月)、都賀行公民館の研修で「カキを放置しておくとクマ(ツキノワグマ)を集落に誘引します!人身事故につながるのでカキを収穫するか、カキの木を伐って低床栽培してください!教えますので」と“雅ねぇ”こと獣害研究家の井上雅央先生の声。いつもの研修より厳しい声の口調。 何よりも自分の家のカキを収穫しないと集落内でクマによる人身事故につながることを念頭にあるからです。 1本でもカキの収穫や低床栽培のために伐採すると確実に集落内でのクマの人身事故のリスクを低減することにつなが

麻布大学祭

10月28日(土)・29日(日)の両日、麻布大学祭が神奈川県相模原市の大学キャンパス内で秋晴れのもと開催されました。新型コロナウイルス第5類移行で美郷ふるさとまつりを遥かに凌ぐお客さんで盛況でした。 美郷町から初めての参加になりました。美郷バレー企業も参加して山くじらの燻製販売(営業販売許可済)やイノシシクラフトの展示、麻布大学生の美郷町でのフィールドワーク実習の写真展示などPRしました。 出展ブースには同大学島津先生や今年夏に美郷町に実習に来た学生さんが展示ブースで手伝っ

祝!広島県立農業技術大学校視察研修10回(10年)

「最後に一緒に記念写真を撮ろうよ」 10月25日(水)、青空クラフトのお母さんたちに呼びかける女子学生。 広島県庄原にある広島県立農業技術大学校の2年生14人が専門科目「鳥獣被害対策」視察研修で美郷町を年1回訪れること、平成26年(2014)以来、今回で10回目になります。 学生さんは花き・畜産・野菜生産など農業を学ぶため入学した広島県内各地から同校に入学されています。 視察の目的は野生鳥獣による農業被害と対策について学ぶことで、早速、青空サロン畑で吾郷なでしこ会の野菜づくり

駆除したシカの命を無駄にしない

10月22日(日)秋晴れの広島市安佐動物公園。全ての動物公園の駐車場は満車で園内は多くの家族ずれで賑わう中、13時00分、ライオン飼育展示場前でシカの皮つきのモモ肉を高々とあげたライオンの飼育員さん。 駆除され、埋設されていたシカを最後まで使い切る命の大切さと、ライオンにとって野生の状態に少しでも近い環境がいいこと、人間と同じで時間をかけて食事をすることが健康にいいことなどを美郷町のシカをつかって沢山の家族に説明されました。 広島市安佐動物公園は1972年(昭和47年)開園。

シカ肉を安佐動物公園のライオンの餌に

美郷バレーでは、美郷町と協定企業のタイガー(株)が駆除された鳥獣(シカ)の命を生かす取り組みとして、美郷町で捕獲されたシカの前脚や後脚を広島市安佐動物公園のライオンの餌として供給することがはじまります。 ※ライオンの写真提供:広島市安佐動物公園 今、動物福祉の観点から全国の動物園では捕獲されたシカやイノシシなどの野生動物を皮や骨がついた状態で 飼育している肉食獣に餌として与える(=屠体給餌)による動物本来の行動を引き出し、ストレスを解消することなど飼育環境を改善するための工夫

青空サロン収穫祭2023

10月8日 美郷町乙原 乙原集会所で青空サロン収穫祭が開催されました。 主催は、吾郷(あごう)なでしこ会(旧吾郷地域婦人会)。 会長の門田厚子さんの挨拶で幕をあけました。 この青空サロン収穫祭は平成21年(2009)から続く、住民の手弁当の地域イベントです。会場には吾郷地域5集落はじめ、町内や町外、県外から約50数名の参加者がありました。 収穫祭のプログラムでは、麻布大学教授・フィールドワークセンター長の江口先生が、麻布大学と美郷町の協定に至るまでの交流のはじまり(平成11

夏合宿 その3 体験・交流

9月27日 早朝7時30分、毎週水曜日の朝ひらかれる青空サロン市場を見学。この日は昨日からの視察で訪れている長崎県波佐見町の猟友会会員3名と同町役場職員1名の4名も青空サロン市場を見学されました。 学生さんからは「みなさん、お元気で和気あいあい、気持ちがなごみました」と都会では味わうことのない、人とのふれあいや青空サロン市場の活気に感動していました。 この日はあいにくの空模様。 青空サロン市場を後に近くにある青空サロン畑に移動。 麻布大学教授 江口先生による獣害対策や吾郷地

夏合宿 その2 豚熱処理

9月26日の午前中、箱ワナに4頭のイノシシが捕獲されたとの一報がありました。 捕獲場所は残念ながら豚熱感染区域内でした。 午後から、美郷町から豚熱感染区域の野生イノシシ処理の委託を受けている美郷バレー協定企業・タイガー(株)の社員と麻布大学教授・フィールドワークセンター長 江口先生から豚熱の感染状況や感染区域内で捕獲された野生イノシシの豚熱感染拡大防止を前提とした取扱いの説明を受けた後、防護服に着替えて捕獲されたイノシシの処理作業を見学しました。 作業に関わるタイガー(株)

麻布大学卒業生 美郷町に凱旋

9月26日、ある女性の方が美郷町役場に嘉戸町長と山根副町長に入社企業の人たちと表敬訪問しました。 その女性は麻布大学生命環境科学部大学院をこの春卒業され、美郷バレー協定企業に入社された吉田さんです(写真 嘉戸町長の右側)。 この日は役場応接室で、麻布大学大学院を卒業して美郷バレー協定企業に入社、社会人になったことを報告されました。 美郷町に麻布大学フィールドワークセンターが開設されて、昨年、一昨年と新型コロナ禍の合間をぬって美郷町内で同大学生命環境科学部の環境学科のフィールド

麻布大学宿泊研修&視察団体&美郷バレー企業

9月25日から9月28日の3泊4日の日程で麻布大学食品開発PBL(=課題解決型学習)実習の宿泊研修が美郷町内で行われました。参加者の同大学生命環境科学部食品生命科学科教授 島津德人先生の引率で同学科2年生10名の学生さんが参加しました。 9月26日の午前中は、役場庁舎隣のみさと館町民ホールで、この日視察に訪れた呉市川尻町連合自治会の会長さんや猟友会、地域おこし協力隊、市役所の10名と美郷バレー協定企業が加わって獣害対策やジビエ利活用、豚熱対策等の意見交換をしました。美郷町と