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円山のサル退治!春の陣はじまり

2月16日(日)、円山のサル退治の主人公“しんごちゃん”からラインが・・・「円山にサルの大群が・・・休日で申し訳ないですがご協力いただけると助かります。山の下から見張ってもらうと30分かからないと思います。14時に集合ということで・・・」。

昨年11月以来の円山のサル退治。
しんごちゃんには「昨日、道路に白菜のサルの食べかすが散乱、円山のサル追い払いました。●●さんの野菜畑にサルついています」と返信。すぐにしんごちゃんは耕作者に収穫後の白菜のとり残しを耕起するようお願いをしました。

約束の14時の20分前に花火をもって自転車で円山を一周してからサルの群れの位置を確認して合流しようと走らせると耕起してない日当たりの良い2番穂にサルの大群が・・・。円山に追い返して閉じ込めようと自転車を前進。

寒波が続き久々に晴れ間の見える陽当たりの良い2番穂のある田んぼを餌場にしていました。
1月から2月にかけて一番野生動物にとって餌のない季節。普通、サルはこの季節、樹皮を食べて飢えを何とかしのいでいるのですが、サル対策では冬野菜も少なく、サルに対しての兵糧攻めの時期に2番穂があるのは致命的になります。サルが増えたのではなく、人間が増やしたといっても過言ではありません。

2番穂の稲の切り株をみるとサルがわずかばかりの穂先を食べているのが確認できました。
すると突然円山から「バチ、バチ、バチ・・・」と爆竹音が・・・。その後「ウォー」と人間の声が・・・。
時計を見ると13時50分、集合時間前に誰かが円山に登って追い払いを始めました。
サルはじっと静かにしているようです。
予想外のサル退治のはじまりに、ロケット花火を発射、2,3匹のサルが堤防に沿って円山から出ていきました。もしや、この行動パターンは・・・すぐに自転車を円山に沿って走らせると放牧牛の群れのようにサルが一斉に河木谷川の橋をわたって県道を50m走って鉄道林の再造林地の方へ移動(矢印・サルの移動)。
そして線路敷を横断してJR鉄道林再造林地から山の頂へサルの群れは移動。

花火を撃たなくても一歩前へサルに近づくことでサルの群れは円山から退散しました。
 しんごちゃんと合流後、兵糧攻めの貴重な時期なので再度、2番穂の残る田んぼの耕作者への耕起のお願いをしました。1時間後、しんごちゃんから「楽にサルの追い払いができました。ありがとうございました」というお礼のメールが。
戦略的には数人の場合、陣形を整えて鉄道林の線路敷に待ち伏せを配置してサルにもっと恐怖心を与えたかったのですが・・・太鼓がなる前に戦をはじめた今回のサル退治、試合には勝ったけど内容に少々心残りのあった円山のサル退治!春の陣の初戦でした。