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第4回美郷バレー山くじらフォーラム開幕

令和6年10月2日(水)、美郷町粕渕、美郷町役場隣のみさと館で3日間のフォーラムが開催しました。来場者を出迎えたのは動く案山子とヤシ科のシュロを使ったイノシシ。記念写真スポットとしてフォーラムの期間は注目を集めました。

会場には東は東京、埼玉、千葉、神奈川、中部地方では愛知県から、九州では熊本、佐賀、長崎と県外から16都県の自治体はじめ企業、NPO等の関係者が遠路、山くじらの郷にお越しいただきました。

フォーラム開幕の冒頭、主催者の美郷町 嘉戸 隆町長がみさと館町民ホールの150人の参加者を前に挨拶。前回開催したフォーラムからまる2年経過、その間は人口減少の波とともに新型コロナ感染拡大や九州地方に広がった豚熱の感染確認区域の拡大など新たな社会問題に直面する中、美郷バレーの真価の問われる2年間であったが、美郷バレーによる産官学民の取り組みは当初の獣害対策にとどまらず、林業や産業、教育、防災など幅広い分野で町の新たな力になっていく環境づくりが進展していると会場に確信と自信に満ちた2年間の施策の自負が伝わってくる挨拶ではじまりました。

このあと、昨年10月、今年4月から美郷バレー関連で就職した地域おこし協力隊員3名がステージに登壇。3名に美郷町の暮らしを伺ってみました。美郷町で1年間過ごした2人は同年代の美郷バレー・協定企業の社員と休日に野菜づくりチャレンジしているとのこと、雑草との闘い(すぐ茂る)やサルが出没するので電柵をみんなでお金を出し合って購入・設置するなど地域目線を実感されています(ヌートリアの捕獲を依頼され捕獲檻を設置している様子)。今年春に協力隊になった職員はこの春まで麻布大学生として昨年、一昨年と卒業論文の作成等で滞在されており、美郷町の暮らしは慣れているものの、社会人として仕事をしながらの生活に新たな充実を感じているそうです。