自己紹介

こんにちは。神奈川県出身の22歳平澤です。
最近は登山を始め、苦しみながら歩み進んだ先にある景色を見ることに達成感を感じています。

経緯

学生で長い休みの間、せっかくならどこか地元から離れた場所で生活してみたいなあと思っていたところ、ちょうど良い二週間という期間で田舎の体験ができる美郷町のHPを見つけました。

どこか田舎での生活に憧れを持っていたので、視野を広げるという意味もあって田舎での暮らしをしてみたいなと思いました。
調べるうちにこの人口4000人の町「美郷町」に魅力を感じ、特に重く考えることなくふらっと行くことを決めました。

農作業

何人かの農家さんで仕事をさせていただきましたが、どの方も非常に良くしてくれて優しく接してくれました。
トマトが実るまでに様々な過程があってどれも地道な作業ではありますが、コツを見つけながら楽しくできました。
大学でテニス部に入っていたので体力には自信がありましたが、農家の方々の体力や忍耐力には驚かされました。

農家以外にはブルーベリーの収穫も行いました。太陽の当たり方などで2種類の味、そして農薬を使っていないそうで、そのまま食べられるほど新鮮な味わいでした。

シェアハウス

最初は二人での生活。お相手は「ゴードン」こと郷くん。
大学生で一人暮らしをしていて料理が上手。出会った初日にハヤシライスを作ってくれました。ご飯を食べたとき「アニアニ」という初めて聞いた擬音語を発していました。
お風呂の順番はサッカーゲームのeFootballの勝敗で決めていました。ピンチやチャンスの時はお互いに声を張り上げながら白熱する戦いで盛り上がっていました。

数日後には三人目の「コプ」こと尊くん。
同時に女の子も1人増え、人数が一気に増えてなんだかテラスハウスの雰囲気を感じました。
シェアハウスで三人になってからまた遊び方も変わり、次は大富豪でお風呂の順番を決めるようになりました。
一緒に生活するにつれてお互いの素が露呈するようになり、最終的には口が少し悪くなりながら大富豪をするようにまでなってしまいました。
尊くんの口癖なのか「やっちゃうよ～」という恐ろしい掛け声が飛んでいました。

自然

休みの日には車を走らせて竜頭ヶ滝に行きました。
正直滝自体は期待以上にはなりませんでしたが、水が落ちているところの色が幻想的で印象的でした。

シェアハウスの目の前にある江の川。
地元の江の島と名前が似ていて少し親近感を感じました。夜には空一面に星空が広がっていて、湘南では見ることのできないこの景色を堪能できました。
僕はこれが見たかったのです。

子ども

グリーンロード大和で行われた田舎体験プログラムのイベントでは鮎掴みや夏の風物詩そうめんとかき氷を食べることができたり、水鉄砲戦争が繰り広げられたりしました。

僕は鮎掴みの手伝いをしましたが、試しに捕まえようとしても到底敵わなかったです。水が冷たく鮎の生きがとても良かったみたいです。
水鉄砲戦争で子どもたちとも一緒に遊びましたが、久しぶりに子どもたちと触れ合ったので終わった後は疲れが溜まりました。子どもの生きもとても良かったです。

手伝いのあとは鮎の塩焼きをいただきました。こういう夏っぽいことができて大満足でした。
僕はこれが食べたかったのです。

ちなみに大和は「やまと」ではなく「だいわ」と読むそうです。神奈川に住んでいるのでつい読み間違えてしまいました。
他にも美郷町には上野とかいて「かみの」と読む地域もあるそうで、これも都会と田舎のちょっとしたギャップだなと感じました。

新たな特技

とある機会で水切りを教わり幼少期ぶりにやってみました。
すると思いのほかうまく回数が重なり特技にできるほどになったかもしれません。アンダースロー気味のサイドスローで投げるため、野球とテニスの経験がいい感じにマッチしてうまくいったのかなと思います。

感じたこと

美郷町で暮らした二週間という時間は、あまりにも短い時間でした。
周りを見渡せば緑が必ず視界に入るようなこの美郷町。
川で遊んだり滝や星空を見たりと自然を存分に満喫できました。

美郷町という町はとても小さいです。

だからこそそれぞれの人が町を盛り上げようとしていて、その姿勢を近くで見ることができたのは貴重な経験でした。

地元では知ることもないことがたくさんあって、毎日新鮮なことを感じる日々でした。

来る前は少し迷うこともありましたが、一歩踏み出した過去の自分を褒めたいと思います。

本当に来てよかったと思います。

最後に

役場や協力隊の方々がとても親身になってくれて、美郷町で過ごすことに不安要素は一切なくなりました。

困ったことあってもすぐに対応してくれたり、一緒にモルックで遊んだりBBQやシェアハウスに来てくれてゲームしたりと楽しく生活できました。

この美郷町で出会った全ての方々に感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

またいつか帰ってくるので、その時お会いできれば嬉しいです。