建築好きな方 ご注目ください
カヌー艇庫の見学に行ってきました!
艇庫は、4月8日から一階の組み立てが始まり、現在3分の1(模型の赤く囲んだ部分)ほど進んでいるそう。
作業が急ピッチで進められ、GW明けには二階部分と屋根が取り付けられるそうです。
屋根の素材といえば?
みなさんは屋根の素材といえば何を思いつかれますか?
瓦やガルバリウム、新築戸建てで最も使用されていると言われているスレートなどを想像される方が多いのではないでしょうか🏠
でも…「艇庫はエレベーター部分以外、全て木で出来ている」そうです‼‼
もちろん、屋根も。
(木って腐ってしまうイメージがあるけど大丈夫?)
そんなイメージが覆る説明をしていただきましたのでご紹介します。
カヌー艇庫の屋根に使われるのは「アコヤ」という木材だそうです。
日本に入ってくるまでにと~っても時間がかかるそうで、納期はなんと約7か月(゚д゚)!
ではなぜそんなに時間がかかるのでしょう。
アコヤはニュージーランド産のラジアダパインから作られます。
パイン材という名称は、ホームセンターなどで見かけたり、聞いたことのある方も多いかと思いますが、日本でもよく見る松を加工した木材のことです。
人や環境に優しく、エコな木材
アコヤは、このニュージーランド産のラジアダパインにオランダで「アセチル化」という処理を施します。アセチル化の処理がすごいんです!防腐・防蟻性、耐久性、耐候性が向上し、耐久年数(腐りづらい)はなんと50年!!そして、アコヤは防腐剤などの薬剤を使わない為、人や環境に対して優しく、害のないエコな木材とも言われています。
また、優しい質感や自然の風合いといった木としての良さはそのまま残っているので、室外で使用すると、徐々に表層が自然なグレー色へ変化していくそうです。
だんだんとグレーに変化していることがわかります。
完成した後の屋根の色の変化も楽しめそうですヾ(≧▽≦*)o
屋根材の他にも、職人さんの手で作られるタイルが使用されたりと、艇庫にはこだわりがたくさん詰まっています。
今回は、艇庫の材料にスポットを当ててみました。
カヌーに興味がある方だけではなく、建築好きな方もチェックしていただきたいです!