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よそ者の意見を受け止めてくれる#佐藤くん

記念すべき”大人の山留学第一期生”の佐藤悠くんにお話を伺いました。

アスパラガスの手入れ

佐藤悠くん、23歳。宮崎県出身で昨年は海士町の「大人の島留学生」として活動。現在は、大人の山留学生として「バリ島マス村友好協定30周年記念事業プロジェクト」に参画しています。


田舎ならではの物々交換文化

美郷町での暮らしは?

彼が作った野菜。白いナスなんて初めて見た。。

野菜づくりが好きなので、広い庭があるシェアハウスがありがたかったです。入居したときは荒地だったんですけど、仕事終わりに耕して畑にしました。去年から畑をやってるので家庭菜園2年目ですね。やっぱり自分で作った野菜は愛着が湧くのでおいしさが違いますね!
多く収穫できた分は近所に配ったり、職場で配ったり、、田舎ならではの物々交換文化を楽しんでいます。

おかずのお裾分け

近所付き合いは、商店が目の前にあるのも大きくて、よく商店のおじちゃん、おばちゃんにお世話になっています。この間は、スタッドレスタイヤに変えるのを手伝ってもらったり、おかずのお裾分けをもらったり、収穫したての野菜をあげたり、、
こうやって物々交換する時が、いち人間として繋がっている気がして、田舎暮らし最高だなっておもいます。

山留学を知ったきっかけ

去年は島留学生として海士町漁協で活動

去年同じ島根県内の海士町でこの大人の山留学を始める前例となった大人の島留学生として活動していました。任期終了と同時に島を出てもっと新しい経験がしたいと思っていた時に、たまたま見つけたのが、この大人の山留学だったんですよ。もちろん島に残るっていう選択もあったんですが、まだ留まるのは早い気がして、、
島で新しい経験をさせてもらって自分に自信がついたからこそ、もっと新しいことに挑戦してみたいなって思ったんです。だから自分から一番遠いと感じたバリ交流事業を選びました。

普段の仕事は?

中学校にて、バリ交流30周年記念事業について説明。

普段はバリ島マス村交流に関する業務をメインとして大人の山留学に関することや、美郷町公式note運営などさまざまなことをやらせていただいています。特にメインとなるバリ交流事業では各種イベントのポスター制作運営スタッフHP運営もやらせていただいています。8月にはバリ島マス村の友好協定30周年記念式典に参加して、中高生の引率を担当しました。訪問前にはバリに関する勉強会をやったり、渡航者の申請書類準備をしたり責任の大きなことだらけだったんですけど、何とかやり遂げることができました。
初海外ってこともあって、業務としても、人間としても視野がぐっと広がる、刺激的な経験になったと思います。

実は大人の山留学のホームページも彼がリニューアル。
誰よりもバリ。

山留学に参加して感じたこと

田舎暮らしとがっつり仕事

彼自信作のポスター

新しいことに挑戦することや自分と向き合う時間を大切にすることを目的とした山留学の本来の目的と僕の求めていることが少し違う気がするんですけど、田舎暮らしはもちろん、がっつり仕事をしてみたいということで、メイン活動が役場であるこの大人の山留学を選んだんですよ。
僕の求めていた田舎暮らしとがっつり仕事がしてみたいっていうところで言うと、役場だからこそできる見せ方だったり、つかえるものがたくさんあったり、僕オリジナルのアイデアで、一緒に作ってくれる環境なので参加してよかったなって思っています。ポスター制作やHP制作は全然自信がありませんでしたが、とりあえず、何通りかつくってみて、周りの人にああでもない、こうでもないとアドバイスをもらいながらこなすうちに、どんどんできることが多くなってきて、チームプレー好きだなっておもいました。
職員ではないからこそ、どこにも所属していない立場だからこそ、担当課内で解決することなく色々な角度から意見をいただけたので、なんとかやり遂げられたのかなって思います。

きっと0→1が好きなんだと

中高生訪問発表のファシリテーターを担当

美郷町ってまだ方向性がカチッと決まっていない場所だと思うんです。だからこそ色々なことに挑戦しやすいと言うか、、だから僕にもできることがあるし、新しいことにもチャレンジしやすい。きっと0→1が好きなんだと思います、僕が。よそ者の意見を否定することなく受け止めてくれる、そんな美郷町でもう少し挑戦してみたいなって思いました。活動のメインとなるバリ交流に関しては、目玉イベントは終わったのであとは細かいイベントだったり、HPの充実を図っていきたいなと思います。バリについて検索したら、検索上位に表示されるくらい充実したHPが作りたいです。
あとはだいぶお世話になっているこの大人の山留学。海士とは違ってまだまだ不十分なところが多いと思うので、ハードもソフトも整えていきたいです。まずは知名度を上げて、来年の留学生を捕まえんと。僕だけで終わるのは寂しいし。来年の留学生にもぜひ山留学づくりを手伝ってほしいですよね。自分の町は自分で作るみたいな、自分たちだからこそ作れるものをみんなで作る。
あともうちょっと贅沢言うと去年お世話になった、大人の島留学とも繋がりたいです。初の海・山制覇の留学生として橋渡し役になれたらいいなって思っています笑

佐藤くんありがとうございました!
もっともっと山留学を盛り上げて欲しいですね!
大人の山留学は令和6年度2期生を募集中です。
詳しくは山留学HPをご覧ください!