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くにびき学園東部校・シニア世代と交流 第2弾

10月29日(火)朝、“雅ねぇ”こと獣害研究家・井上雅央(いのうえ まさてる)先生が、青空サロン畑(美郷町乙原)の横で薪にライターで火をつけて暖をとろうとしています。「紙など人工物をつかわずに火を炊くのがいい」と焚火のこだわりを話しながら小枝を足しながら火力が増しはじめると徐々に木の大きさも太くしていきます。「じっと、火を見つめていると時間の経つのも忘れて焚火はええな~(関西弁)」と雅ねぇ。
突如、50人乗りの大型バスが道路に。実は今月25日(金)に引き続いて「くにびき学園東部校」(松江市)の受講生(以下「学園生」)と職員の皆さん22名が山くじらの郷に来られる日でした。東部校は出雲地方の松江市や出雲市、安来市、雲南市、奥出雲町の学園生とあって美郷町をはじめて訪れる人も。
雅ねぇはすぐにいつも道路高架下で焚火を横に話はじめます。

学園生の中には一昨年令和4年6月にNHKで放送されたNHKスペシャル『災いを転じて福となす~雅ねぇと中国山地~』で雅ねぇに会うことを楽しみにされていた人も。サロン畑では獣害対策や地域づくりをはじめ毎月連載している広報みさと『雅ねぇの人と獣の話』の内容など様々な話を学園生にされています。学園生の皆さんの話への食いつきも良いようです。今年3月に剪定した柑橘類にたわわになっている獅子柚子などにも学園生の皆さんの関心をひいていました。

小一時間、サロン畑で研修したのち、「それじゃあ、散歩しながら林間学校を経由して乙原集会所にいきましょう」と雅ねぇ。普段、地元の人にとって何でもない(変哲もない)景色が出雲地方から訪れた学園生の人たちにとって物珍しいようです。学園生の中には「懐かしい。昭和47年の水害後の堤防や道路改良に携わっていた」とか、「昔は集落のこの細い道(旧県道川本波多線)が県道だった・・・」と歩きながらの会話が聞こえてきました。

雅ねの林間学校横の通る際は、誰もが写真を撮ったり、雅ねぇがネムの木の大木を伐り倒し積み上げた薪をみて、「貴重な薪、私の家の薪ストーブに欲しいくらい」という学園生も。学園生の皆さん、雅ねぇのガイドで楽しい散策になったようです。
時間は12時30分、乙原集会所に到着。昼食は町内飲食店「そら豆」さんの手作り感満載のお弁当を堪能。
昼食後は青空クラフトのおかあちゃんの活動や会話、車座になって雅ねぇと意見交換会で交流を深めました。
にぎやかなイベントとは違う、一味も二味も違う、人生の経験を積まれたシニア世代のみなさんとの交流は学ぶべき貴重な時間になりました。
最後は山くじらの観光スポットの前で(この横断幕は平成30年(2008)4月1日廃線となった旧JR三江線の利用促進協議会で使われた横断幕をいただいたもの)みんなで「はい、チーズ」「パチリ」。