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クマとカキ

クマがカキの木に登ったときのクマの爪痕です。
3年間、収穫されなかったカキの木を集落にクマを誘引するので持ち主さんと近所の人で伐採しました。
美郷バレー課や島根県も指導や検証も含めて参加。
この時期のクマの集落への出没をなくすのは誘引物となるカキの管理が一番の被害対策(人身)です。

美郷バレー構想のNOTE「雅ねぇとカキ」で紹介しました10月30日の都賀行公民館の研修。
“雅ねぇ”ことで井上雅央先生がが「カキを放置しておくとクマ(ツキノワグマ)を集落に誘引します!人身事故につながるのでカキを収穫するか、カキの木を伐って低床栽培してください!教えますので」といつもの研修より厳しい声で熱弁した記事を読み返してください。
ずっとカキを放置しておくとクマの出没が多くなって人と出会う確率が高くなって集落内でクマによる人身事故につながることが懸念されているからです。
伐ったカキの木は町内の薪ストーブのサークル「薪ストーブの会」に紹介して必要な人は自宅の薪ストーブに利用できればと連絡しました。
家の横にある柿の木や巨木など伐採できない場合はクマが木に登ってカキを食べられないようトタンをまきつけます。トタンが少ない場合はトタンを横にしてクマが立ち上がってよじ登れないように地面から1.5m~2mのところで巻き付けます。

注意する点は決して紐や針金で巻き付けないこと。クマが噛みちぎったり、手足をかけてのぼることがあるからです。加えて常に落ちたカキの処理をすることが大事です。
釘でカキの木に打ち付けるかうちつけるか、角材を木とトタンの間に挟んで打ってください。
カキは食べないカキでも収穫してくださいね。
カキのシーズンは終わりますが、クマが来なくても1年を通じて個人の管理、出来ない場合は隣近所、集落全員でクマを集落に引き寄せない管理が被害対策(人身)になります。