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シェアハウスに残された一冊のノート

昨年、山留学に参加した若者が、シェアハウスに一冊のノートを置いていきました。
そこには、町での暮らしの思い出や感じたこと、そして未来の山留学生に向けたメッセージがたくさん詰まっていました。

私たちが書くように頼んだわけではありません。彼らが自らの意思で書き残してくれたものです。

ページをめくるたびに、なんだかじーんとした気持ちになりました。

「長いようで短かったですが、とても楽しむことができました」
「またいつか多くの経験を積んで遊びに行きます」
「新山留学生へ、慣れない環境かもしれないけど、ここを乗り越えたらきっと成長できるはず!頑張って!」

そんな言葉が並んでいて、最初は不安そうだった彼らが、この町に馴染んでいったことが伝わってきます。

山留学って、ただ田舎に住んでみるだけじゃなくて、「ここでの暮らしが自分の一部になっていく」体験なのかもしれません。

きっと彼らにとっても特別な時間だったんだろうな、と思います。


私たちの取り組みは、本当に意味があったのか。

山留学を通して、若者たちは何かを得られたのか。

ずっと答えのない問いを抱えながらやってきました。けれど、このノートがそれを証明してくれた気がします。

彼らがここで何かを感じ、言葉にしたくなるほどの時間を過ごしてくれた。それだけで、続けてきた意味があったと思います。

だからこそ、この取り組みをこれからも続けていきたい。もっと多くの若者に、この町での暮らしを体験してもらいたい。
ここで過ごした時間が、彼らの人生のどこかでそっと背中を押すものになればいい——そう願っています。

2025年度の山留学生を募集中!

山留学は、ちょっと都会を離れて「田舎暮らし」を体験できるプログラムです。

・自然の中でのんびり暮らしてみたい
・地域の人と交流しながら新しいことに挑戦したい
・都会とは違う環境で、自分を見つめ直してみたい

そんな気持ちが少しでもあるなら、ぜひ参加してみませんか?

もしかしたら、来年の今ごろ、あなたの言葉がこのノートに残っているかもしれません。

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