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雪の中の珍入者
2月17日(月)午後4時過ぎ、美郷町と大田市の境・町内別府、国道375号沿いにある産直やなしおの里から一本の電話が美郷バレー課に・・・。
声の主はサル対策で美郷バレー・きゃらバンでお邪魔したこともある方で「たこ焼き機器のある部屋が荒らされている(動物に)ので何とか見てほしい」という相談の電話でした。
産直やなしおの里は大田市からも休日含め、多くの人が買い物に訪れる美郷町を代表する産直市の一つ。
何よりも老若男女・地域(別府・小松地・君谷)の人たちが地域の拠点として活気づく産直市です。
翌日はあいにくの寒波。2月に入って2回目の寒波到来の初日。
早朝、雪の降りしきるやなしおの里に到着。メンバーは地域おこし協力隊と美郷バレー協定企業・タイガー(株)
そして役場。すでにやなしおの里の皆さんは惣菜や販売をされており、雪の降りしきる中、お弁当やシイタケ、お餅を買いに店内に入って来られていました。
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私たちを「待ってました」とばかりに、早速、何者かに侵入されたたこ焼き機のある部屋に案内。
美郷バレーきゃらバンの開始です。
屋根の裏の隙間、カッターナイフで線を引いたような細い爪痕が柱に。
さらに何も食べものや残飯袋もないたこ焼き機のある部屋、そこは機械から発する植物脂のニオイ、まぎれもなくこのニオイに誘われて浸入してくること、きっと侵入者は●●と簡単に目星が。
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野生動物の捕獲は大小関係なく、餌や誘引するものを遮断すること、そして餌をいれて捕獲器に誘引するという常とう手段。
これはしっかり守るということが効率的かつ確実な捕獲につながるので、まずはたこ焼き機の部屋に入らないよう隙間を段ボールやベニヤ板で隙間をなくし、餌を入れた捕獲器を駆除班員の二人が設置して標示板をかけました。
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雪はさらに激しく降りましたがやなしおの里の皆さんと会話もでき、和やかな小一時間でした。
2月19日(水)昼過ぎ、やなしおの里から電話が・・・。
捕獲器にテンが捕まりましたと。
珍入者はテンでした。