美郷の伝承の創作影絵
影絵師川村亘平斎さんと美郷の子供たちで作った創作影絵芝居を上演します。
日本には、昔から紙や木で作った人形や、手や体の一部を使って行う影絵芝居があります。実はバリ島にも「ワヤン・クリット」という伝統的な影絵芝居があることを知っていますか?
「ワヤン」とは”影”、「クリット」は”皮”を意味し、本来は動物の皮を加工して作った操り人形を使って影絵芝居を行います。
この度、全国各地で活躍する影絵師「川村亘平斎」さんと美郷町の子ども達が、この技法を使って美郷町の伝承を基に創作した話を影絵で表現します。
お話は美郷町都賀本郷地域の「くじら石」をモチーフとし、「山くじら」(美郷町では猪肉のことをこう呼んでいます。)や「石見神楽」など、美郷町に伝わる伝承や文化などの要素を取り入れて作った話です。
幻想的な空間の中で、皆さんが知らない美郷町の物語が聞けるかもしれません。
さぁ、美郷の伝承の影絵芝居、はじまりはじまり・・・
日時:令和7年1月25日(土) 13:30~
場所:みさと館町民ホール(島根県邑智郡美郷町粕渕168)
主催:美郷バリフェスティバル実行委員会(0855-75-1924)
※申込不要、入場無料
出演者の紹介
川村 亘平斎(かわむら こうへいさい)
インドネシアバリ島伝統影絵「ワヤン・クリット」を現代的な文脈で捉え直し、新たな芸能の形を模索し続ける影絵師。
世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表し、日本各地でもフィールドワークやワークショップを行い、土地の記憶を手がかりに数多くの影絵作品を製作。その他切り絵、イラストや壁画、映像製作、映画・CM等への楽曲提供など、幅広く活動を行っている。
ガムランを使った音楽ユニット『滞空時間』の主宰。
【受賞歴】
平成28年 第27回五島記念文化賞美術新人賞受賞
令和3年 北海道庁主催『北の絵コンテ大賞』受賞
【近年の主な出演・発表作品】
2020年/NHK Eテレ:「こころの時代」影絵演出
2021年/富山県:スキヤキ meets the world 2021
2022年/テレビ東京:「東京交差点」出演
2022年/東京芸術大学:ストラヴィンスキー「兵士の物語」出演
2023年/東京芸術大学ほか:「空飛ぶウサギとサンゴの樹」制作・発表
2024年/富山県南砺市:文化施設「metisse」壁画制作
2024年/影絵アニメ「鰍沢怪異譚」制作・発表
2024年/FUJIROCK FESTIVAL’24出演