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麻布大学卒業生 美郷町に凱旋

9月26日、ある女性の方が美郷町役場に嘉戸町長と山根副町長に入社企業の人たちと表敬訪問しました。
その女性は麻布大学生命環境科学部大学院をこの春卒業され、美郷バレー協定企業に入社された吉田さんです(写真 嘉戸町長の右側)。
この日は役場応接室で、麻布大学大学院を卒業して美郷バレー協定企業に入社、社会人になったことを報告されました。
美郷町に麻布大学フィールドワークセンターが開設されて、昨年、一昨年と新型コロナ禍の合間をぬって美郷町内で同大学生命環境科学部の環境学科のフィールドワーク実習が実視された際、大学院生だった当時、先生を補佐して20人近い後輩の学部生を指導されていました。
当時、町役場職員や美郷バレー企業からも吉田さんのリーダーシップには一際、目を引くものがありました。
終始和やかな会話の中で吉田さんは大学生時代と社会人になった今の感想や違いを問われると「大学内では2次元の世界で、フィールドワークセンターに来ると3Dの世界を体験することができました。社会人になって会社の展示会でお客様との会話や日々の業務を通して、世の中がどのような仕組み(お金・モノ・つながり)で動いているのか、大学では知り得ないことがわかってきました」としっかりと話されていました。
一方で、学生時代に美郷町に2回、訪れて気づいたこととして、「学生が購入できる新たな美郷町のお土産を開発してほしい」と嘉戸町長に提案されていました。
吉田さんは、9月25日から9月28日まで夏合宿で美郷町に来られている麻布大学の後輩の実習に帯同して、獣害対策の説明や、美郷町内の獣害対策の指導をされました。
美郷町と麻布大学フィールドワークセンター、美郷バレー協定企業のこれまでの連携を通じて、麻布大学卒業生が社会人としてこれからも町との新たなかかわりが生まれたことは、町の掲げる人口減少対策の「活動人口」のモデルの一つなりました。