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信州・安曇野市からの訪問者

2月12日(火)・13日(水)、2月3日の週の寒波の名残・積雪のある美郷町に安曇野市耕地林務課職員2名が美郷バレー協定企業・(株)BO-GA 市川さんの案内で訪れました。
2025年最初の山くじらの郷の視察者となります。
安曇野市といえば、そばや北アルプス穂高岳、信濃川とメジャーな名前。
記憶に新しいところでは、2011年(H23)4月~10月まで放送されたNHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の舞台として有名な安曇野市。
初日は美郷町役場本庁で美郷バレー課の森林環境譲与税の活用や町分収林の満期の処理方法などの林業分野や獣害対策、ジビエ利活用、豚熱をはじめ地域づくりについて(株)BO-GA 市川さんを介して詳細に説明しました。市川さんが安曇野市の現在進行中の里山再生計画に必要な要素を美郷町から引き出していました。
夕食はまたたびで山くじらラーメンや海なし県ということから日本海の海の魚を堪能されました。
翌日は美郷町を知り尽くしている(株)BO-GA 市川さんの案内でタイガー(株)の運営している邑智食肉処理施設に。食鳥施設からはじまり、施設の歴史をはじめ、イノシシの生体搬送用の運搬箱を見学しました。
(表紙写真 01)
次に青空サロン畑へ。
雅ねぇ(=獣害研究家 井上雅央さん)の書いた使われなくなった黒板に書いてある「1.まずはみんなで勉強、2.守れる集落・・・・」をカメラでパチリ。

次に、市川さんが同じく美郷バレー協定企業・(株)テザックの電柵圃場で同社と美郷町で共同開発した電柵支柱などを紹介。(株)BO-GAと(株)テザックとも獣害対策で広島県内の獣害対策で連携があるため、市川さんが詳細に共同開発の電柵支柱などや設置のポイントを(株)テザック顔負けで説明されていました。

そこから雪の残るタイガー(株)獣害対策展示圃場へ。
長野県はワイヤーメッシュによる防護柵があまりないとか・・・。市川さんがメッシュの目は10㎝で電柵との複合柵も説明。安曇野市職員は熱心に話を聞きつつも写真を撮っていました。

展示圃場をあとに旧三江線沿いのJR鉄道林を案内。安曇野市の二人は林務の担当者でもあり、また市川さんも林業も専門とあって新たな美郷町の取組みにも関心が向いていました。
タイガー(株)美郷バレー中国営業所へ向かう車中で見えたサテライトオフィス「みさとと。ネスト」が気になって急遽、みさとと。ネストに。観光協会職員の案内でワーキングスペースを案内してもらいました。

みさとと。ネストを後にしてタイガー(株)営業所(町内粕渕)へ。
タイガー(株)社員への美郷バレーや獣害対策等の取組みについて市川さんを介して聞いて交流を深めました。
端で見て美郷バレー協定企業の2社が美郷町と獣害対策や地域づくり、町づくりに関して同じ理念を共有しながら阿吽の呼吸で安曇野市職員に説明していることに美郷バレーの深化を感じました。

 あっという間の2日間。後日、(株)BO-GA 市川さんから「安曇野市さんも刺激的な体験だったはず・・・。」「タイガーさんの美郷町内の拠点に充実ぶりが感じられ、秩序ある拠点には、同じ企業人として感じること多々ありました」と。
一方、安曇野市職員からは「様々な施策展開とその発信、企業との連携など学び、貴重な時間でした。安曇野に帰って市のプロジェクトがより持続可能で発展性のあるものにあるよう一段ギアを上げて取組みたいと・・・」。
2025年最初の視察者、『おひさま』の舞台・信州安曇野市さん、何よりも美郷バレー企業間の連携の良さと同じ方向に町と一緒に向いていることに美郷バレーの確かな深化を感じた2日間でした。