ポーランドからのクリスマスプレゼント
12月18日(水)夕方、NHK松江放送局地域ニュース『しまね610』で隠岐の島の郷土料理・隠岐そば作りの体験会の様子が放送されました。隠岐そばはつなぎを使わないサバの出汁で食べる郷土料理だそうです。その隠岐そばをおいしそうに食べている女性の姿が・・・。
もしかして隠岐の島町の国際交流員。
隠岐の島町は相撲を縁に平成28年(2016)にポーランド・ヴィエルコポルスカ県・クロトシン市と友好都市提携をされています。これはクロトシン市の市章。
美郷町には新型コロナによるパンデミックの影響で来町予定の3年を経て昨年5月にクロトシン市と市の経済視察団が視察に訪れました。
そこで地元女性の青空クラフトの活動にクロトシン市のジビエ会社が感銘を受けて帰られました。帰国後、終日してクロトシン市市長の礼状には「クロトシン市でも是非、美郷町のクラフト活動を取り入れたい」との文字が・・・。
あれから1年、今年3月に3月27日付けでヴィエルコポルスカ県とクロトシン市、ジビエ加工会社のラス・カリシュ、そしてエビエルノ村婦人会、4者によるジビエで使った野生動物の皮を比較して地元の婦人会がクラフト製品を作ることの「意向表明書」の写真が交流先の隠岐の島町を通じて送られてきました。
隠岐そばを食べる姿の国際交流員の姿に当時のクロトシン市視察団の様子を思い出しながら連絡すると早速、思いもよらない内容が・・・。
国際交流員さんから、ポーランド・クロトシン市ではジビエ会社と連携した婦人会がクラフト製作の研修を受けて名刺入れなどきれいな小物をつくることができましたという報告がありましたと。
9月には出来上がった作品をクロトシン市のフェスティバル開催期間に市立図書館で展示されましたと素敵な作品の写真を送ってくれました。
ポーランド・クロトシン市の市・県・企業・婦人の方の有言実行に敬服しました。
今日は12月25日、クリスマスの日。
年の瀬を前に隠岐そば作りを体験し隠岐そばを食べていたポーランド国際交流員からポーランド・クロトシン市からの素敵なクリスマスプレゼント(=何よりも生き物の命を最後まで使い切るメッセージの共感から美郷町の取組みが海外でも取り組まれていること)になりました。