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5分で理解!カヌーの世界に飛び込むための基礎知識その②

みなさん、こんにちは。山留学生のたくみです。

こちらは後編です。前編では、カヌーの基礎知識をまとめました。カヌーの基礎知識、少しでも頭にあるとより面白く見れるかもしれません。

それでは、カヌー競技の世界へようこそ‼


1,競技に使われるカヌー

レジャー用より細長く尖っているのは、水抵抗を抑えスピードを出すためである。
また、カヌーの材料にも工夫がされており、炭素性材料を用いて、軽量化と頑丈さをより高めている。

細い端にぶつかったらパキッと壊れちゃうのは予想がつくけど、この艇、物凄い費用がかかっています!
壊れてしまえば、「栄一さ~ん(現1万円札の顔渋沢栄一)」と涙を流さずにはいられなくなります。

2,オリンピック種目における競技の種類


•スプリント競技

スプリント競技は、直線的なコースで速さを競う競技。基本的に流れの無い場所で行われ、一定の距離( 200m、500m、1000m)とレーンを決めて複数の艇が一斉にスタートして着順を競う。そのほかリレーや5,000m、長距離なども存在。
カヌースプリントはカヤック部門とカナディアン(カヌー)部門に分かれている。

(パドルの漕ぐブレードが両端にあるのがカヤック、片方のみブレードがあるのがカナディアン。また座って漕ぐのがカヤックに対して立膝で漕ぐのがカナディアンとなっている。)

カヤック部門、カナディアン部門共に、人数によるシングル(1人)/ペア(2人)/フォア(4人)の区別がある。
カヤック(Kayak) のKと合わせてK1/K2/K4と、カヌー(Canoe)のCと合わせてC1/ C2/C4と表される。
カナディアン部門は古くから 男子のみの種目だったが現在ではオリンピックも含め女子種目もある。

オリンピック競技として
(部門の区別)×(人数の区別)×(距離の区別3つの内)=12
計12種目が存在する。

•スラローム競技

過去にも紹介していますが、改めて。

スラローム競技は、流れの上流からもしくは逆に下流から吊るされたゲートを通過する技術とスタート地点からゴールまでにかかった所要時間の両方を競う。
スキー競技と同様に1艇ずつスタートし、ゲートに接触したか、非通過のゲートが有るか否かによる減点ポイントと所要時間が計算され順位が争われる。
カヌースラロームもカヤック部門とカナディアン(カヌー)部門に分かれている。

カヤック部門、カナディアン部門共に人数によるシングル(1人)/ペア(2人)の区別があり、カヤック(Kayak)のKと合わせてK1/K2と、カヌー(Canoe)のCと合わせてC1/C2と表す。

オリンピック競技として
2(部門の区別)×2(人数の区別)=4      計4種目が存在する。

3,競技の魅力と注目するポイント


魅力
「スピードと戦術が織りなす究極の集中力と技術の対決」
カヌー競技では、選手が水上をどれだけ速く、かつ効率的に進むかが勝敗を決するが、単に体力だけではなく、技術や戦術も重要な要素。
 
ポイント
カヌースプリントでは、瞬時の判断力、正確な漕ぎ方、そして持久力が求められる。競技者は風や水流の影響を受けながら、わずかな差で勝敗が決まるため、毎秒が勝負の場面となる。
 
カヌースラロームでは、流れの速い川や障害物の間を巧みに操縦しながら進む必要があり、技術的な難易度が非常に高い。急流や急角度の流れを利用したり、反転したりするなど、選手の熟練した技術が強く問われる。
 
以上がカヌー競技の大まかな説明です。
競技についてある程度知れたところで、私はカナディアン部門で上半身の筋肉が左右差ができるのか気になりました。片側で漕ぎ続けるということは片方の筋肉により負担がかかるのではと思ったからです。

細かい疑問はもちろんのこと、競技全般をもっと気になった方は日本カヌー連盟覗いてみてください。

今年2025年にはインターハイが、2030年には国スポが美郷町で行われます!
カヌーの知識が少し入った今ならきっと、カヌー競技がより楽しめると思います。この機会に美郷町を訪れみてください。