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生物多様性フィールドワーク演習 山くじら編

9月4日、美郷町議会令和5年第3回定例会がはじまりました。
議会冒頭、嘉戸町長が行政報告で「新型コロナが5類移行した5月以降、麻布大学の教員・学生の皆さんの来町が顕著に活発化しています・・・」と麻布大学フィールドワークセンター関連の滞在人口の増加について報告しました。
ちょうどその時、町内の現場では・・・

麻布大学生命環境科学部環境学科の学部生16名、大学院生2名が、重さ30kgのイノシシ1頭が捕まった捕獲檻(箱ワナ)のある町内湯抱に生物多様性フィールドワーク演習を目的に見学にきていました。

この場所は豚熱感染確認区域外で、同学部教授の江口先生から捕獲後のイノシシを生体搬送によってタイガー(株)食肉処理施設に運ばれ、そして山くじらになる過程を獣害対策と関連づけて説明しました。

捕獲檻から移したイノシシの入った運搬箱に乗せた軽トラック。
これから、イノシシ肉“おおち山くじら”発祥の拠点であった現在、タイガー(株)が食肉処理加工施設として稼働している食肉施設に“山くじら”に変身する過程を見学にいきます。

捕獲と食肉加工に従事するタイガー(株)社員からイノシシの解体や肉の部位の説明や、町や地域の人と育んできた地域ブランド“おおち山くじら“の理念である、単なる商業ベースでなく、子イノシシまで使い切る(命を大切にする)こと、夏イノシシを利活用することに意味があること、人とつながりが広がることを学生は学びました。