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雅ねぇの昆虫展

8月1日(木)から8月30日(金)の30日間、美郷町役場庁舎横のみさと館1階ホールで美郷町最大の昆虫展、獣害研究家・井上雅央(いのうえ まさてる)先生の『雅ねぇの昆虫展』を開催します。雅ねぇのもう一つの顔は虫屋。
きれいなチョウチョウを単に集めるマニアやマニアに売って金儲けをするのではなく、チョウチョウなど虫の発生で季節を感じたり、植物と虫の様々な関係(生態系)でその土地の自然の豊かさを愛でる、自然を楽しむ人なのです。
 その雅ねぇが美郷町乙原で収集した主にチョウチョウ、少しカミキリムシの67種類を展示。
ウスバシロチョウ、ヒオドシチョウ、アオバセセリといったチョウチョウのほか、アオスジカミキリ、ルリボシカミキリのカミキリ虫の仲間も展示。雅ねぇが林間学校や農地の草刈り最中に草刈り機をおいてチョウチョウ専用の捕虫網で収集したチョウチョウも展示しています。7月27日(土)開催された雅ねぇ林間学校の講義では「宝の山・乙原」という話でチョウチョウの餌となる植生との関係、自然との関係を話されました。町内の一つの集落でこれだけの宝の山、言い換えれば美郷町は自然の豊かな町、そのことを虫が指標となって物語っていることを雅ねぇは昆虫展開催によって伝えてくれます。広報みさと2023.7月号『雅ねぇの人と獣の話(第40回)』をお読みください。

雅ねぇの昆虫展をきっかけに夏休み親子で虫取りや昆虫にまつわる読書もいいかもしれません。例えば『ぼくらの昆虫採集』(解剖学者・養老孟子先生・生物学者・池田清彦先生・フランス文学者・奥本大三郎先生の監修:出版社デコ)など雅ねぇの乙原限定の昆虫採集から世界の昆虫へと世界が広がること間違いなし。虫を通じて自然・生態系だけでなく、スマホ脳やエネルギー問題など様々な人間社会の問題が見えてきます。
美郷バレー・地域づくりもまさに虫の目、複眼で見ていくことが大切だと虫屋“雅ねぇ”に標本虫を通じて教わるのでした。