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都賀行公民館&バレー・きゃらバン 獣害対策研修会

9月1日、都賀行公民館で公民館主催の獣害対策研修会を開催しました。
この研修会には美郷バレー協定企業団体も共催しています。
今回の研修会は7月から町内で滞在して野生動物の行動や獣害対策などを調査研究している麻布大学生命・環境科学部の4年生2名が講師で登場。
都賀行地区内のお寺境内の床下の動物の足跡を調査してどんな野生動物が往来または生息しているのかなどの現在おこなっている自分たちの調査・研究の経過報告を都賀行地区のみなさん15名に披露しました。

次の指導教員の同学部教授(フィールドワークセンター長・おおち山くじら研究所長)の江口先生が獣害対策のポイントをテーマに映像をつかって大学の授業さながらで講義されました。

何年も同公民館で勉強会をひらいているからでしょうか、参加者からたくさんの質問がありました。
ある人は「コウモリが飛んでいるけど畑の野菜に影響があるのか?」「畑に穴があいているのですがどういう生き物が穴をあけているのか?」など・・・。
都賀行公民館関係者からは好評なのでこれからも時々実施したいとのこと。

麻布大学の江口先生と2名の学生さん、民族学者 宮本常一先生の「される側の迷惑」をしっかりフィールドワークの前に学んでいるのでしょう。とかく、いろいろな研究機関や大学が調査・聞取りしてそのまま帰るケースが多々ある中、獣害対策報告会を通じて調査研究の成果を地域に還元していくこと、「調査される側」も大歓迎の獣害対策報告会になりました。
これも日頃から公民館活動を通じて地域のみなさんが主体的に学んできたことからつながったのでしょう。
美郷バレー・きゃらバンの目指している地域と美郷バレー協定団体の共創にもなりました。