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小さな町に大型バス“バレー堪能”

7月30日(水)午前10時、役場玄関前に大型バス到着。この日はJAひろしま三次地域営農集団連絡協議会の視察。三次市全域の営農組合関係者とJA職員3名の計40名が視察で来町されました。JA推奨で大麦(もち麦やキラリモチ)を栽培されている営農組合が多く、昨今の健康食品ブームで市場への産地間競争も激しさ増しているそうです。
午前中はみさと館 町民ホールで美郷バレー課と意見交換会、昼食は山くじらのロースト、美郷もみじのマーボ豆腐がメインのジビエ弁当。
町民ホールいっぱいのロの字型に配列した長机、40名の意見交換では、イノシシやシカの処理システムや美郷バレー協定企業との連携(シカ対策や豚熱感染確認区域での駆除イノシシの扱い方)、美郷町の獣害対策開発製品の紹介など美郷町の獣害対策と地域づくりの取組の仕組みに興味をもたれていました。
午後からは美郷町乙原に移動してタイガー(株)の獣害対策モデル圃場で午前中の意見交換を受けての主にイノシシ、サル、シカの防護柵の設置について、タイガー(株)中国営業所 川島さんと地域おこし協力隊の岡本さん(写真・左)と金原さん(写真・右)が説明されました。視察の翌日、協議会事務局のJAひろしま職員の方から「展示圃場が大変参考になった」という感想をいただきました。

モデル圃場から400m移動した乙原集会所では、明後日8月1日(木)、美郷町最大の昆虫展『雅ねぇの昆虫展』開催を控える中で“雅ねぇ”こと、獣害研究家 井上雅央(いのうえ まさてる)先生が獣害対策について講演。その傍らで静かに青空クラフトのメンバーが静かに作業。

参加者の何人から過去に何回か美郷町に視察で訪れたが当時にはなかった取り組みが今回あったという感想をいただきました。視察者も満足頂いたようです。小さな山間の町で狭い道の多い美郷町。大型バスで足を運びたくなる産官学民の共創・美郷バレーの“身の丈”の取り組みの成長を知ることができた1日になりました。